2020-10

『春にして君を離れ』

家庭を維持していく自らの能力を誇り、子どもや夫のことのみを考え、自分のことを考えることもない、謙虚で、奉仕の精神にあふれた人間だと自負しているジョーンが、何もない砂漠に放り出されたとき、どうなるか? 夫のロドニーは、ジョーンを「自分の作りあげた明るい、自信にみちた世界の中で幸せで、安泰な毎日を送り続ければいい」と願う。二人は共に自分を生きる勇気を持てなかった。

「ヘルピング・ハンズ」

 高級住宅地に住む、46歳のヘレーネは、突然夫を亡くす。子どももなく、何の準備もなしに、孤独の底に突きおとされ、人生の破局を味わっていた。  ヘレーネは自分を守ってくれる人を求めた。生活が壊れて、夢想が現実のなかに入り込む。自分で自分を止められない。守る者もいない剥き出しの現実のなかに、ヘレーネは落ちていく。
つれづれに

つれづれに

またまた、間が空いてしまった。 前回まで1週間に1度投稿しようと決めていたので、いつもアタフタして見直しも碌にしていなかった。よく見たら、ズサンなものもあった。 これからは、ガチガチ自分を縛らずに、気ままにのんびりいこう。 書くことがセラピ...