2021-05

『もう一つの国』

 黒人であるとはどういうことか、差別の実相とはどういうものか、それは人にどのような影響を与えるのかが、ニューヨーク・マンハッタンでの登場人物たちの孤独な生活、互いの関係性、同性・異性とのセックスなどを通して浮かびあがってくる。そしてそれは、黒人だけでなく、差別を受ける人間一般についても言える。
映画

映画「私はあなたのニグロではない」

他者を同じ人間だと認めない精神構造は、人を怪物にする。 「強制的に作られた黒人への偏見の歴史、無知や先入観が引き起こす“差別の正体”」を、証言や豊富な記録映像で突き付けられる。  60年代の公民権運動から現在のブラック・ライヴズ・マターを踏まえて、アメリカの人種差別、ひいてはすべての人種差別の根底にあるものを摘出している。
映画

映画「サーミの血」

 北欧ラップランドで、トナカイを飼い、自然とともに暮らすサーミ人。ヨーロッパ人の先住民族に対する差別と偏見。差別される側は、自由に生きることが、故郷を捨て、ヨーロッパ人に同化することになってしまっている。
つれづれに

つれづれに

ブログを始めて2年が経つ。ボチボチと100回を目指そう。これまで個人的なテーマをとりとめもなく書いてきたが、少し視野を広げたい。  私は経済的弱者なので、差別的な視線を受けることがしばしばある。今回のテーマは、ルーツによる差別に関するものを...