ハマス（パレスチナ・ガザ地区の反イスラエル抵抗組織）のイスラエルに対する大々的な攻撃。そして比較にならないほどのイスラエルによるガザに対する攻撃。ロシアに対峙するウクライナを支援する国々、人々は、イスラエルに対峙するパレスチナを大々的に支援してほしいと思う。が、現実はそうはならない。ダブルスタンダード。ハマスが先に攻撃したと言うが、もとの下を糺せば、イスラエルの占拠、空爆が先だし、けた違いだ。
ガラッと変わって、
秋の夜長、思いたってチェーホフ全集を読んだ。私は無知だから、チェーホフに没落貴族のイメージを抱いていて、まともに向かい合ってこなかった。時間はたっぷりあるので教養として読んでおこうと、いつか古本屋で買って、埃をかぶっていた本を引っ張りだした。
戯曲「ヴァーニャ伯父さん」、小説「六号室」。
打ちのめされた。
チェーホフって、こんな人だったんだ。
極貧の生活を経験した、医者で作家だったんだ。
遅ればせながらでも、出会えてよかった。
「ヴァーニャ伯父さん」、若い頃読んだら共感できただろうか、苛立ったかもしれない。少しだけ受容を経験してから読むと、自分を投影して、浄化された気持ちになる。
生活の練習をここにつなげたいと思う。
若い頃、誘いを断ってばかりいたら、「そんなに付き合いが悪いと、年取って茶飲み友達もいなくなるよ」と言われた。まさしく！
茶飲み友達はさほどほしいとは思わないが、飲み友達がいないのはちょっと寂しい。
楽しい話、シリアスな話をして、都合の悪いことはアルコールに流してしまって、真面目に、適当に生活していきたいな。
生活の練習をここにもつなげたいなと思う。
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