ガザ・ジェノサイド

 

 ガザで起きているジェノサイド。

 10月27日の京都大学有志の会による緊急セミナー「歴史の忘却に抗して」を、遅ればせながらネットで見た。

 岡真理さんの講演、ガザの状況が居たたまれないという切羽詰まった思いがバチバチ出ていて、抑えた怒りが沸騰していて、聞く側に衝撃を与え、自らを省みて、重たい内容だった。
 私の年齢だと、大まかなことは知っていたのに、ハマースのイスラエル襲撃があるまで、パレスチナのことはすっかり忘れていた。

 75年にわたる、イスラエルによる、パレスチナに対する、植民地主義、アパルトヘイト。西欧諸国はイスラエルに肩入れし、パレスチナを見殺しにしてきた。

 ハマースの攻撃は、アルジェリアやベトナムと同様、パレスチナ人による解放闘争である。
 暴力はハマースにも、イスラエルにもある。戦争犯罪は裁かれなければならない。
 それでも非対称な暴力の応酬であり、これを憎しみの連鎖などという、わかりやすい思考停止に陥ってはいけない。
 パレスチナとイスラエルの歴史、そして現実に起こっていることを、目を閉ざさずに、メディアの洗脳なしに、見つめなければならない。

 何度でも言う。これはパレスチナ人に対する、イスラエルによる植民地主義、アパルトヘイトである。これを解決しない限り、根本的な解決はない。

 

 私の主観に傾いて、大雑把に言うなら、以上のような内容だった。
 もちろん岡さんは学者でもあるから、緻密な事実の積み重ねによる「エビデンス」を重視した内容であり、それゆえに説得力もあった。

 

 駒込武さんの、台湾先住民の武装蜂起・霧社事件(1930年)の解説も心に響いた。
 セデック族が日本の支配に抗して、日本人が運動会を催していたところに襲いかかり、子どもも含め日本人134人を殺害する。前段階に日本の過酷な植民地支配がある。映画「セデック・バレ」、私も見た。今回のハマースの襲撃と霧社事件が、同じ地平にあることが納得できる。

 パレスチナと同じ構図。この構図は、今も世界のあちこちに存在する。

 

 緊急セミナーのテーマは、「構造的な暴力の歴史を透視し、可視化すること」。

(10月20日の緊急学習会「ガザとはなにか」の岡真理さんの話も必見。ネットで簡単に見ることができる)

 

 

 

 

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