2022-05-25

『砕かれた神―ある復員兵の手記』

「敗戦後、天皇は責任をとって自決されると信じていた。少なくとも退位されると」『砕かれた神』の著者、渡辺清は16歳で海軍に志願し、20歳で敗戦をむかえる。激烈と言えるほどの純粋な天皇崇拝者であった。それが筋金入りの天皇否定論者に変わる。その経緯を辿る。