2月24日、ロシア軍、ウクライナ侵攻。
これまで軍事進出、戦争をするのはアメリカという認識だったが、ついにロシアもか、という思い。ウクライナの人々は、不安と許しがたい思いだろう。
メディアも、SNSも、こぞってプーチンの暴挙を非難しているようだ。なかに少数だが、ロシアの暴挙は許せないことだが、過去の歴史、ウクライナとロシアの関係を冷静にみてみようという論調もあって、少し救われる。
「西側民主主義」を武装金融帝国主義と語る人がいて、なるほどと思う。
国家安全保障とは真逆の民衆の安全保障――2000年沖縄国際安全フォーラム宣言を再掲した人もいる。
「アリの一言」というコラムでは、日本や世界の論調に対する危惧がわかりやすく列挙してあった。
1.情報の制約、一面性
2.歴史的視点の欠如
3.アメリカの免罪
4.「戦後秩序」の賛美
5.「民主主義対専制主義」の図式の危険
6.保守反動の跳梁
7.世界の「平和・中立」勢力の揺らぎ
なかで一番強烈だったのは、オリバー・ストーン監督の「ウクライナ・オン・ファイアー」(2016年 ドキュメンタリー)だった。アメリカ側からの視点ではなく、ロシア側からの視点でウクライナとロシアの経緯が描かれていて、アメリカがベトナムやチリ、ラテンアメリカで何をしてきたか知っている世代からすると、説得力はあった。しかし、プーチンもなかなか支持しがたいが。
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