2022-01

『放蕩記』

「『放蕩記』を、受け容れがたい、これは母親への復讐の書でしかないと断じる人たち」の、「最も理解の妨げになるのは、〈母性という神話〉よりも、〈善なる者の傲慢さ〉、つまり多数の側にいることで自らの正義を疑わない人たちの、想像力の欠如ではなかろうか」
映画

映画「ブラック・スワン」

主人公ニナは一流バレエ団に所属するバレリーナ。ニナは母親との関係で抑圧を抱えている。母親はニナが成功するのを望んでいない。いつまでも自分の支配下の「いい子」のニナであることを望んでいる。 ニナはそこから脱出するために、完璧さの実感=死に自らを解き放つ。
つれづれに

つれづれに

久々に神保町の岩波ホールに行った。暇人なのに、わざわざ大雪になるかもしれない日に。チラホラ降りはじめていた。帰りは一面真っ白かもと多少期待していたので、期待通りでうれしかった。年寄りなので、歩くのに必要以上に気を遣ったが。 岩波ホールは昔か...